葬儀の基礎知識
【2023年最新】苫小牧市のコロナ禍でのお葬式について
2020年1月、新型コロナウイルスの大流行から約3年が経過しました。
世界各国で多くの方が亡くなり、日本においても最後のお別れも叶わず止む無く骨箱に納められた方もいらっしゃいます。
こうした混乱の中でワクチンの普及やウイルスの弱体化、そして新薬の開発が進み、政府は5月8日より感染症としての位置づけを、2類相当から季節性インフルエンザと同等の5類へと移行する方針を発表しました。
これまでの新型コロナウイルスという名称も、コロナウイルス感染症2019(以下コロナウイルスと記載)に変更されることも公表されており、少しずつですが普段の生活に戻りつつあります。
さて、葬儀のあり様もこの3年で大きく変わり、少人数でのお参りや随時の焼香ももはや当たり前のこととして定着しているようです。コロナウイルスによって今までの葬儀がどのような変遷を辿ったのかを振り返りつつ、今後の動向について記してまいります。
目次
苫小牧市でも変化した葬儀の形態
葬儀の形態は苫小牧市に関わらず小規模化してきている傾向があります。
これはコロナウイルスが流行する前からのことであり、大勢で故人を弔う一般葬から限られた親戚や知人で行う家族葬に移行してきました。
その理由はさまざまですが、葬儀の予算の都合であったり、地域とのつながりが希薄になっていること、故人が現役を退いており関わりのある方が少なくなったなどが主だったところです。
そうした時代の流れの中で、コロナウイルスが世界的に流行したことが変化に拍車をかけ、2023年現在ではさらに簡素な小規模葬を希望されるご遺族は増えているのが実情です。
コロナウイルスが猛威を振るった時期には、極めて限られた家族だけで葬儀を行う方が増え、葬儀会場にご自宅を選ぶ方も見られた時期もありました。
コロナウイルスが5類に変わった後でも、葬儀の形態は小規模なものが主流となることが予想され、苫小牧市内でも家族葬専用の葬儀場が増えてきています。
苫小牧市の葬儀社の対応について
コロナウイルスが2類から5類に変更されることにより、以前のような緊張感もやわらぎ一般会葬の方の式への参列も次第に見られるようになってきました。しかし、葬儀を執り行う側のご遺族の心情としては、もしもの感染で命の危険が心配される高齢者の参列は控えて欲しいというのが本音のようです。
2023年3月13日からマスクの着用は個人の判断に委ねられますが、高齢者や持病をお持ちの方は、安全のために外出の際はマスクの着用を推奨されていることは今までと変わりません。
また、健康状態や年齢に関わらず、混雑する場所に足を運ぶ場合でも引き続きマスクの着用は推奨されています。
当社としては、従業員は当面の間マスクの着用を続けますが、ご来場のご家族にはマスクの着用をお願いしてはおりません。
着用の有無は個人の主体的な判断を尊重しております。
定期的な換気や出入り口への手指用除菌スプレーの設置などは、さまざまな感染症対策から引き続き行い、このほかにも国や各自治体から出される指示に従い、その時代に沿った感染症対策を続けます。
よくある質問
コロナウイルスによる制限が緩和される中で、葬儀に関して気になる点も多いことと思います。
ここでは葬儀社などに寄せられるよくある質問を参考にお役立ち情報をいくつか掲載します。
どれぐらいの親戚(会葬者)を呼ぶべき?
これまでは、感染拡大防止対策の考えから呼ぶ親族の数はごく最小限に抑えることを推奨してきました。
人数はおよそ10人~30人程度を推奨してまいりましたが、この人数は家族葬としては程よい人数と言えます。
儀式への参列のみならず、通夜ぶるまいなどの会食にこの人数を超える方々が席に着くことを考えると、余程広い空間でないと感染の不安があります。
式終了後には極内輪の方だけでの通夜を営むことにご理解いただいた上で、持ち帰りの食事をご用意される方も多数いらっしゃいました。
ご親戚の大勢いらっしゃる方にとっては、時勢に即した望ましい方法だと考えられます。
2023年5月8日からは世間的にはさまざまなイベントや行事の際、定員に制限がなくなります。
多くの親族を呼びたいという強いご希望がある場合は人数を増やして葬儀を行うことも可能です。
ただし、感染症に関わらず、会場によっては定員数が決まっているので多く方が参列できない場合もあります。
ご葬儀を行う予定の式場に人数制限がある場合、お集まりになるご親族の人数を調整していただくこともあります。
親族に高齢者が多い、持病をお持ちの方がいるといった心配がある場合は、随時焼香と同じように儀式の始まる前の時間に故人の顔を見ていただいたり、お焼香いただくことはご不安の少ない方法のひとつでもあるのです。
これからも「随時」の焼香で行われるの?
随時焼香は、式場内での密な状態を避ける目的で、指定した時間帯の中でお参りを分散するもので、コロナ禍での葬儀方法として定着してきました。
多くの人が閉ざされた空間に集まることは感染拡大の助長につながるため、これまでご会葬の皆様には分散型のご来場を推奨していました。
たとえば午後6時からの通夜となっている場合に、一般会葬者の焼香の時間を午後4時30分から5時30分の間と設定して新聞で告知するといった具合です。
焼香が可能な時間に幅を持たせることで、来場のタイミングを分散するのが分散型の主旨です。
今後は随時焼香にするか、葬儀に参列していただく形をとるかは、ご葬家それぞれで対応が変わってくることと予想されます。随時型と参列型それぞれのメリットがありますのでその点を踏まえて考える必要があります。弔問に訪れる方はさまざまで故人と直接深い関わりのあった方から、ご遺族のお仕事の関係やお付き合いの延長でお参りに来る場合もあり、関係性の幅というのは広いものです。
従来の葬儀ではお付き合いで弔問に見えた方も儀式に参列するのが当たり前でした。閉式までの小一時間拘束されることを考えると、ご自身の時間を割いて来てくださったことに申し訳なく思うご遺族も少なくはないでしょう。
一方で故人と親しかった方が式に参列できず残念に思う方も少なくありません。
今後は随時の焼香時間を設けつつも、参列を希望される方には遠慮なく参列していただく折衷型が今の時代に合った方法であると考えられます。
葬儀に友人も会社関係も全員呼びたい。
会社関係・友人・知人を呼ぶような一般葬であっても、これまでは分散型の来場を推奨しておりました。
最近の苫小牧市で一般葬をされている方は、会葬者がお参りできる時間(随時焼香)を設けていることが多いです。
随時焼香は、喪主様をはじめ近親の方々は随時焼香の時間帯に会場内にて待機いただき、焼香にいらした方に直接ご挨拶ができます。
一般焼香の時間を終えた後、お寺様から読経をいただく時間はご親族などごく近い方のみが参列するという形が随時焼香の流れです。
随時焼香ではなく一般参列の葬儀であれば従来型なので、葬儀の時間に合わせてご来場いただき、式に参列いただくようになります。
どちらの形も会場の定員数に収まれば人数を制限する必要はありませんので、呼びたい人を調整せずに呼ぶことが可能です。
喪主ができることとは?
2類から5類に変更されることで、感染対策はこれまでより少なくなる可能性もありますが、国のガイドラインに沿った感染対策を喪主様には随時お願いすることとなります。
葬儀式場は混雑が予想される場合、葬儀中に限ってはマスクを着用していただくようお願いする可能性もございます。
また、今でもお通夜が終わったあとには親族で会食を行うケースが多いです。
この場合は飲食店のガイドラインに従って、席の間隔を広く空けたり、会場の換気に承諾していただくことも予想されます。
高齢者が大勢で心配な場合は、持ち帰り可能なお食事を用意するのも先方への配慮となるでしょう。
めもりあるグループでは引き続き感染症対策を行います
気を付けなければいけない感染症はコロナウイルスだけではありません。
季節性インフルエンザや胃腸炎など、年中感染症が広がらないように対策を続けることは非常に大切なことです。
苫小牧市民斎場を安心してご利用いただくため、当社では従業員のマスクの着用を続けるほか、引き続き感染予防・拡大防止対策を行います。
ご心配なことや、ご自身では判断の難しいことなどがございましたらいつでもお問合せくださいませ。
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