06 素直さと向上心を大切に。
北村 昌弘 (2012年入社) 葬祭ディレクター
うちの葬祭ディレクターは、
マルチプレーヤー。
心のアンテナを
常に立てながら
葬祭ディレクターに最も必要なのは「聞く力」だと思います。よく「心のアンテナを立てる」と言いますが、いいお葬儀を実現するためには、お客様からいろいろなお話を聞き出して、その中にある重要なポイントを聞き逃さないことが重要です。打ち合わせで発せられた言葉が本心かどうか様子を見て判断したり、目の前のお客様と話しているときにも周囲にも注意を払ったり。親戚の方同士の何気ない会話の中に、故人の人となりを知るためのヒントがあることも多いのです。思い出話を伺いながらコミュニケーションを深めていくのですが、家庭の事情にどこまで踏み込むかは本当にケースバイケースです。
「向いている」は
最高の褒め言葉
接客の仕事を探していて、「究極のサービス業」という言葉に魅力を感じてめもりあるグループに転職したのですが、初めはやっぱり自信がありませんでした。果敢に挑戦したことがうまくいかず、お客様からお叱りを受けることも度々でした。そんな中、担当させていただいたお客様から「いろいろあったけど、あなたはこの仕事に向いていると思う。だから絶対に辞めちゃダメだよ」と言っていただいたときに、自分はこの仕事を続けていいんだ……と初めて思いました。向いているかどうか自分ではなかなかわかりませんが、お客様から必要とされることに、心からのやりがいを感じたのです。お客様からの「ありがとう」はもちろんですが、「この仕事に向いているね」という言葉をいただいたときが一番嬉しいですね。
就活中の方への
メッセージ
採用担当でもあるので、学生のみなさんにご説明する機会が多々あります。よく話すのは、うちの葬祭ディレクターは「マルチプレーヤー」だということ。効率化のために分業制を採っている葬儀会社の中で、当社はすべて一人が担当します。お客様からすると「何でもやってくれる頼りになる人」ということで非常に信頼されますが、それはお葬儀に関するすべてを覚えなければいけないということでもあります。本当に大変ですが、その分やりがいも大きいもの。私もそうだったように不安はあると思いますが、素直さと向上心があれば大丈夫です。